キュビズムカットレイヤー
キュビズムカットは、お客さまに求められる「ブローレスナチュラルスタイル」を!ノーブロック、シザーズ一本でカットしていくことで得られる。
ブローレスの発想
デートに間に合わない!そんなとき、シャワーのあと濡れた髪が車のウィンドウを全開にして、風を受け
乾けば「形」になってる。
そのイメージがブローレススタイルカットの発想になってる。この記事を書いてる時点実際自分の経験から(37年前)
そのブローレスカットの思考をベースにして完成形を目指してる。
検証してしていくと、どんどん進化して、骨格の補正、毛流の方向性などを入れながらのカットになる。
それが出来てないとブローレスが成立しない。
骨格、生えぐせ毛流、を無視したカットは、ブローで形を創るが
ブローでできた形は、シャンプーすれば形の再現はむつかしい。
シャンプーして自然に乾いても、補正や、調整がしてあると
キレイな形に再現できる。
自然に乾いて綺麗な形にするには、
骨格が立体であることの理解、骨格補正、毛流のニュートラルをすることが絶対不可欠になる。
それでは、今回のお題「レイヤー」を見てみましょう。
「基本の考え方」は、頭は立体であること、スタイルを分解することでわかりやすい。
どんなスタイルも骨格がベースになっている。
だから骨格にスタイルの設計図がかける。
トップから髪は下に落ちている。
下に行くほど髪の重なりが多くなる。
などを頭に入れておく。
骨格が立体なのでカットをむつかしくしてる。
逆に言えばそこが理解できたら簡単になるよ。
わかりやすいように断面で見てみます。
トップからネープまでを
縦を4ブロックで考えます。(このベースは頭に入れておく)
基本はトップからの放射状になる。
設計図は骨格が立体を考えたベース。
ここではわかりやすいクープルキュビを使って同じ長さでカットしていく。
上が切れたら髪が落ちた状態で次を流れでカット(クープルを頭の形と平行にする。)
アウトラインでスタイルのイメージが決まるのが分かる。
断面で見るとこんな感じ、これがスタイルの基本になる。断面を見ながらボブやショートのイメージができる。骨格と髪!
言い続けている、切られた髪の重なりですスタイルのフォルムができているのが理解できるでしょう。
レイヤーの基本スタイル(骨格による髪の長さ)
髪の長さを変えることでスタイルの変化ができる
1のラインを決めて1をレイヤー(厚みを残す場合は角度15°)
2もレイヤー(アウトラインをガイドに90°でチョップ)
3、4はグラデーション
2,3で量感取るここの量感でイメージが変わる。
3,4は毛先をなじませるチョップカットが大事。
2は骨格が一番張っている
この写真でカットされた、切られた髪の一本一本の重なりでアウトラインを形成しているのがわかる。
骨格がいかにスタイル構成のベースかがわかる。
髪を同じ長さでカットすると骨格と同じようになるので
均整の取れた綺麗な形にするには補正が必要になる。
レイヤーの仕組みがわかれば全てのカットスタイルができちゃうという事です。
[公開期限 2024年12月9日 10:08]